会社を辞めたい。でもパートナーに言えない

会社を辞めたい。
でも、パートナーに言えない。

言えない理由は、わりとシンプルだ。
お金のことを考えると、言葉が出てこない。

家賃がある。
光熱費がある。
毎月の支払いがある。
もしかしたら、ローンもある。

自分が辞めたら、それが全部揺らぐ。
「辞めたい」の一言が、自分だけの問題ではなくなる。
相手の生活にも、直接影響する。

それが分かっているから、言えない。

頭の中で計算してしまう

辞めたとして、貯金はどのくらい持つだろう。
失業給付はいつから出るのか。
次の仕事が決まるまで、どのくらいかかるのか。

家賃。食費。スマホ代。保険。車。ローン。急な出費。

数字を並べるたびに、辞めることが現実から遠くなっていく。

相手に心配をかけたくない気持ちもある。
でも正直に言うと、言ったあとの会話が怖い。

「で、次はどうするの」
「いつから探すの」
「貯金、大丈夫なの」

そう聞かれたとき、ちゃんと答えられる気がしない。
だから、言えない。

家に帰ると、普通のふりをする

仕事から帰ると、「今日どうだった?」と聞かれる。

「普通だった」と答える。

本当は、普通じゃない。
朝から気持ちが沈んでいた。
仕事中に何度も「もう無理かもしれない」と思った。
帰り道に、ため息が出た。

でも、そこまで話せない。

言っても、すぐに辞められるわけじゃない。
心配をかけるだけだ。

だから家では、普通のふりをする。
ご飯を食べる。
テレビを見る。
何でもない顔で寝る。

そういう夜が、少しずつ積み重なっていく。

「もう少し頑張れば」を何度繰り返したか

最初は、もう少し頑張れば変わるかもしれないと思っていた。

繁忙期が過ぎれば。
上司の機嫌が落ち着けば。
仕事に慣れれば。

そう思って、なんとか続けてきた。

半年経った。
一年経った。
でも、変わらなかった。

それでもパートナーに言えないから、続けた。
生活のことを考えると、辞めるという選択肢が取れなかった。

そうしているうちに、しんどさが「普通」になってきた。

朝が重いのが当たり前になった。
休日に何もしたくないのが当たり前になった。

そこまで来て、ようやく気づく。
これは、かなりまずい状態だと。

言えないまま壊れていくほうが、現実的にまずい

パートナーへの影響を考えて、言えないでいる。

でも、言えないまま続けた結果、体か気持ちが壊れてしまったら。
その方が、よほど相手への影響は大きい。

働けなくなる。
病院に行くことになる。
家の中でも笑えなくなる。

「辞めたい」と言うことより、
黙ったまま限界を超えることの方が、現実的なリスクは高い。

もちろん、勢いだけで辞めるのは怖い。
お金の準備もいる。
次のことも考えなければいけない。

だからこそ、限界まで行く前に、今の状態を共有する必要がある。

「普通だった」をやめるところからでいい

いきなり「会社を辞めます」と言わなくていい。

「最近、仕事がかなりしんどい」
「このまま続けられるか、正直自信がない」
「まだ決めてないけど、少し相談したい」

それだけでいい。

答えを出す前に、今の状態を知ってもらう。
そこから一緒に考える。

今すぐ辞めるのか。
少し休めないか。
生活費をどれくらい準備するのか。

そういう話は、ひとりで考え続けるより、一緒に見た方が現実的なこともある。

パートナーは今、「普通だった」と言い続ける人の隣にいる。
本当のことを知らないまま、隣にいる。

心配をかけたくない気持ちは分かる。
でも、黙ったまま限界を超える前に、「今かなりしんどい」だけでも伝えていい。

辞めるかどうかの答えは、そのあとで一緒に考えればいい。

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この記事を書いた人

はじめまして。

このサイトを書いている、だいふくです。

昔から、
人間関係で気を使いすぎるタイプでした。

怒られているわけじゃない。

でも疲れる。

そんな“静かなストレス”を、
ずっと感じながら働いてきました。

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